「フィナンシェとマドレーヌはどっちが美味しい?」そんなことを考えたことはありませんか?
贈り物やおやつとしても人気の「フィナンシェ」と「マドレーヌ」。
どちらも見た目は小さくて可愛らしく、焼き菓子として親しまれていますが、食べ比べてみると味も食感も全く違うので驚きます。
この記事では、それぞれの味や作り方の違い解説しながら、
「フィナンシェとマドレーヌどっちが美味しい?」という疑問に、私自身の感想も交えて答えていきます!
フィナンシェとマドレーヌはどっちが美味しい?
「フィナンシェとマドレーヌはどっちが美味しい?」について、私は「マドレーヌ派」です!
アーモンド風味のフィナンシェよりも「マドレーヌ」の方がバターと卵のコクを感じられるので好きです。
とは言え、フィナンシェも美味しくないわけではなく、どちらもとても美味しい洋菓子です。
フィナンシェは香ばしい焦がしバターとアーモンドの風味が特徴で、コーヒーや紅茶と楽しみたくなるしっとりとしたコクのある味わいが魅力。
一方でふわふわ食感がたまらないマドレーヌ。
1口食べた瞬間に広がるバターのやさしい香りと、どこか懐かしい味わいに癒されます。
甘さや食感の好み、アーモンドの風味で好みが分かれやすいですが、
おやつとして気軽に食べたいなら、私はマドレーヌ派です。
『フィナンシェ』
・香ばしい焦がしバターとアーモンドの風味
・しっとりしたコクのある味わい
『マドレーヌ』
・やさしいバターの香りとスポンジケーキのようなふわふわ食感

マドレーヌにはミルクが合うんです~!
フィナンシェとマドレーヌの味の違い
「フィナンシェ」と「マドレーヌ」は味にも大きな違いがあります!
フィナンシェは、アーモンドパウダー(アーモンドプードル)をたっぷり使用し、卵白と焦がしバター(ブールノワゼット)を加えることで、濃厚で香ばしい風味を楽しめます。卵白だけを使うことで、しっとりとしながらも繊細でキメの細かい食感になります。
焼きたての表面はサクサクとした軽い歯ざわりですが、しっとりしていて食べ応えがあります。アーモンドの香ばしくリッチな香りと焦がしバターの深いコクが合わさり、少し大人の味わい!
甘さ控えめでコーヒーや紅茶との相性も抜群なので、カフェタイムにもぴったりの上品なスイーツです。
マドレーヌは、全卵とたっぷりの溶かしバターを使って作るので、ふんわりしっとりしたスポンジケーキのようです。焼き上がりには甘く濃厚なバターの香りが広がり、外はほんのりサクッと、中はふわっとなめらかな口当たり。やさしく包み込むような甘さの中にバターと卵のコクをしっかり味わいえるのが特徴です。
レモンやバニラを加えることで、爽やかさや風味に奥行きが生まれ、どこか懐かしさを感じるような家庭的な味わいに仕上がります。フィナンシェと比べると軽やかで、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれるおやつです。
ナッツ類が好きな人、サクッと食感を求める人にはアーモンド風味が特徴のフィナンシェを、卵とバターのコクを感じ、やさしい口当たりを好む人には「マドレーヌ」がおすすめです。



マドレーヌの優しい感じが幼少期のほんわかしたおやつタイムを思い出させてくれるんですよね~。
フィナンシェとマドレーヌの作り方の違い
フィナンシェとマドレーヌは、見た目は似ていますが、材料や製法に大きな違いがあります。
『フィナンシェ』は、アーモンドプードルと焦がしバター(=ブールノワゼット)を使うのが特徴で、
小麦粉は少なめ。卵白だけを使用し、しっとり濃厚な仕上がりになります。
また、型は長方形や金塊型が定番です。
一方、『マドレーヌ』は全卵を使い、ふんわりとしたスポンジケーキのような食感。
ベーキングパウダーで膨らませるため、焼き上がりも軽やかです。
型はホタテ貝のような可愛いシェル型が一般的です。
※アーモンドプードル(アーモンドを粉末状にしたもの)
フィナンシェ | マドレーヌ | |
---|---|---|
材料 | ・卵白 ・砂糖 ・アーモンドプードル ・薄力粉 ・焦がしバター(溶かしバター) | ・全卵 ・砂糖 ・薄力粉 ・ベーキングパウダー ・溶かしバター |
味・食感 | アーモンドと焦がしバターの香ばし風味が特徴的。 卵白だけをしよすることで、外はサクッとなかはしっとりした食感に。 アーモンドを使用することで風味が豊かになりちょっぴりリッチな気分。 | 優しい甘さとバターの風味が特徴的。全卵を使うことでコクが出て、しっとりしてるのにふわふわ食感がまるでケーキを食べてるような味わい。 |
形 | 金塊を模した薄い長方形 | シェル型 |
製法の違い | ・焦がしバターに材料を混ぜ合わせていく ・材料を混ぜ合わせた後、生地を寝かせることなく焼き上げる | ・材料を混ぜ合わせたところに溶かしバターを混ぜる。 ・材料を混ぜ合わせた後、一旦冷蔵庫で生地を寝かせてから焼き上げる |
フィナンシェはアーモンドプードルを使うことで、マドレーヌとは大きく風味が変わってきます。また、全卵か卵白のみ使用するかで食感も変わってきます。似ているようで全く別のお菓子と言う事が材料と製法を知ると良くわかりますね!



生地を寝かせるか寝かせないかで食感が変わるのは面白いですね!
フィナンシェとマドレーヌの贈り物としての意味は?
実は、「フィナンシェ」と「マドレーヌ」にはそれぞれ贈り物にする時にちょっとした意味が込められていることがあります。
『フィナンシェ』は名前の由来が「金融家・金持ち」という意味があり、
金運アップやビジネスの成功を願う贈り物としても人気があります。
金塊を模した形はシャープで洗練された印象で、高級感があるため、目上の人やビジネス関係の手土産にもぴったりです。
『マドレーヌ』はフランスでは「貝の形をした幸運のお菓子」とされていて、
旅の無事を願う・再会を祈るという意味も込めたギフトとして贈られることがあります。
また、二枚貝は縁結びの象徴とされる縁起物なので、「仲良くなりたい」と言う意味もあり、これから関係を築いていきたい場面でちょっとした手土産にぴったりです。
フィナンシェ | マドレーヌ | |
---|---|---|
名前の由来 | 「金融家」「お金持ち」を意味するフランス語「financier」に由来 | お菓子を作った女性の名前からとった(諸説あり) |
贈る意味 | ・「あなたにやさしくしたい」 | ・「仲良くなりたい」 ・「親密になりたい」 |
ピッタリな場面 | 金塊を模した形なので、 ・金運アップやビジネスの成功を祈願して | 二枚貝は縁結びの象徴で縁起物なので、 ・引越し等の近隣へ挨拶 ・結婚祝い |
フィナンシェとマドレーヌどっちが美味しいかについてまとめ
この記事では、「フィナンシェとマドレーヌどっちが美味しい?作り方や味の違いや贈る意味について」まとめています。
私個人としては、どちらかと言うと『マドレーヌ』派です。やさしい甘さと、卵とバターのコクが味わい深く、またどこか懐かしい感じがなんとも言えない心地よい気持ちにしてくれるからです。
とは言え、
濃厚で香ばしい香りが大人のティータイムにピッタリなフィナンシェも、
ふんわりとした優しい甘さとバターの香りで包み込んでくれるマドレーヌも、
どちらも違った楽しみ方のできる美味しい焼き菓子です。
「誰と、どんな時に食べるか」「どんな気分になりたいか」など場面に合わせて選んでみてはいかがでしょうか!
ぜひ、あなたも食べ比べてお気に入りを見つけてみてくださいね!
フィナンシェ | マドレーヌ | |
---|---|---|
材料 | ・卵白 ・砂糖 ・アーモンドプードル ・薄力粉 ・焦がしバター(溶かしバター) | ・全卵 ・砂糖 ・薄力粉 ・ベーキングパウダー ・溶かしバター |
味 | ・アーモンドと焦がしバターの香ばし風味が特徴的 ・アーモンド風味が豊かでちょっぴりリッチな味わい | ・優しい甘さと、卵とバターのコク ・どこか懐かしさを感じる味わい |
食感 | ・外はサクサク ・中は密度高めでしっとり | ・ふわふわスポンジケーキのよう |
バターの使い方 | 焦がしバター | たっぷり溶かしバター |
卵の使い方 | 卵白 | 全卵 |
香り | ・アーモンドと焦がしバターの芳醇な深い香り | やさしい甘い香りとバターのコク深い香り |
形 | 金塊を模した薄い長方形 | シェル型 |
こんな人におすすめ | やさしいシンプルな味を楽しみたい人 | 大人なティータイムを楽しみたい人 |
名前の由来 | 「金融家」「お金持ち」を意味するフランス語「financier」に由来 | お菓子を作った女性の名前からとった(諸説あり) |
製法の違い | ・焦がしバターに材料を混ぜ合わせていく ・材料を混ぜ合わせた後、生地を寝かせることなく焼き上げる | ・材料を混ぜ合わせたところに溶かしバターを混ぜる。 ・材料を混ぜ合わせた後、一旦冷蔵庫で生地を寝かせてから焼き上げる |
ひと手間アレンジ | トースターで温める(香ばしさUP) | レモンやはちみつで爽やかに |
贈る意味 | ・「あなたにやさしくしたい」 | ・「仲良くなりたい」 ・「親密になりたい」 |
ピッタリな場面 | 金塊を模した形なので、 ・金運アップやビジネスの成功を祈願して | 二枚貝が縁結びの縁起物なので、 ・引越し等の近隣へ挨拶 ・結婚祝い |
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