葛餅わらび餅どっちが美味しい?カロリーやダイエット効果も特徴の違いで比較

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暑い季節がやってくると『葛餅』や『わらび餅』などひんやりスイーツが食べたくなりますね!

そこで、不意に『葛餅とわらび餅どっちが美味しいの?』と頭に浮かんだことありませんか?

結論から言うと、「どちらが美味しいか」は人それぞれの好みによります。

わらび餅の方が身近な存在でよく食べる慣れ親しんだ味のため美味しいと感じ、葛餅は頂き物などで時々食べる特別な味としてた喜ばれているようです。

また調べてみると、同じ“くずもち”でも「葛餅」「久寿餅」と言う、別の食べ物もあることがわかりました。

この記事では、葛餅とわらび餅はどっちが美味しいのか、特徴の違い・カロリー・ダイエット効果なども含めながら比較してご紹介します。

もくじ

葛餅とわらび餅どっちが美味しい?

葛餅とわらび餅のどちらが美味しいと思うのか、SNSの声を一部抜粋して集めました。

どちらかと言うと『わらび餅』が好きと言う意見が多い印象です。

理由としては、
『わらび餅は身近な存在』で、『葛餅はお中元や手土産など誰かから頂くちょっと高価な和菓子』と言う意見が多く、身近で慣れ親しんだ味である「わらび餅」を美味しいと感じやすいのかもしれないです。

葛餅とわらび餅のカロリーは?

葛餅とわらび餅をそれぞれ100gあたりのカロリーで比較しました。

和菓子主な原料100gあたりのカロリー特徴
わらび餅(スーパーなど・でん粉製)・でん粉(サツマイモ澱粉・タピオカ澱粉・小麦粉など)
・砂糖
約130〜150kcal市販品は砂糖多めでやや高カロリー
本わらび粉のわらび餅・本わらび粉
・砂糖
約100〜120kcalでん粉の割合が少なく、モチモチ感が強い
葛餅(スーパーなど)・でん粉(葛粉混合)
・砂糖
約140〜160kcal甘さ控えめのものも多いが市販品は糖分高め
本葛粉の葛餅・本葛粉
・砂糖
約110〜130kcalなめらかで弾力があり、低でん粉なのでカロリー控えめ

一般的にスーパー(市販)などで売られている葛餅やわらび餅はでん粉や砂糖を多く含んでいるためカロリーは高い傾向にあります。

また、黒蜜やきなこをかけると一気にカロリーは増えるので、実際に食べるときは注意が必要です。

葛餅とわらび餅にダイエット効果はある?

葛餅とわらび餅に直接的なダイエット効果はありません。

表にそれぞれのダイエット中に食べると良い点と注意点をまとめました。

葛餅(本葛粉の場合)わらび餅(本わらび粉の場合)
・消化がよく、腸に優しい
・原料の葛粉には「葛根湯」にも使われるような身体を温める作用が期待される。
・水分量が多く腹持ちは悪い
・低脂質なのはダイエット中のおやつ向き。
上品な甘さの分、物足りなさから黒蜜などを多くかけてしまうと、糖質過多になる。もちもちして食べ応えがあり、甘みもあるが黒蜜のかけ過ぎには注意。

葛餅とわらび餅どちらも低脂質でヘルシーですが食べ方次第で糖質を多く摂取してしまいます。

ダイエット中に食べるのであれば、黒蜜などをかけ過ぎないようにしましょう。

黒蜜やきな粉をかけると50~100kcalはプラスされるので注意!

葛餅やわらび餅に直接的なダイエット効果はないですが、洋菓子と比べて和菓子はダイエット中の間食にピッタリです。理由は以下の通りです。

和菓子(葛餅・わらび餅)のいいところ
脂質がほとんどゼロ → バターや生クリームを使う洋菓子と違い、脂質カット。
シンプルな材料 → 葛粉(またはでん粉)、砂糖、水だけ。添加物も少なめ。
▶カロリー控えめ → 洋菓子の半分以下で済む。

とは言え、主成分は炭水化物なので、食べすぎに注意して、食べた後は5~10分軽く動き回って血糖値の上昇をおさえると良いですよ。

よく食べる洋菓子のカロリーも参考までに載せますね!

お菓子100gあたりカロリー
ショートケーキ約340kcal
ドーナツ約400kcal
チョコレート約550kcal
葛餅(市販)約140〜160kcal
わらび餅(でん粉製)約130〜150kcal

葛餅とわらび餅の特徴の違いは食感と原料!

葛餅(本葛粉製)とわらび餅(本わらび粉製)で比較しました。

項目葛餅(本葛粉製)わらび餅(本わらび粉製)
原料本葛粉(高級品は希少)わらび粉
半透明・つやがある白っぽく半透明
食感なめらかで柔らかい柔らかくプルプル
上品で控えめもちもちして食べ応えあり
トッピング黒蜜・きなこ黒蜜・きなこ(冷やして食べることが多い)

見た目が透明でとても似ている『葛餅』と『わらび餅』ですが、原料から全く違います。

葛餅はクズと言う植物の根から抽出される「葛粉」が原料で、わらび餅はワラビの根から採れるデンプンである「本わらび粉」が原料です。

葛餅はなめらかで柔らかい食感が特徴で、わらび餅は柔らかくプルプルした食感が特徴です。

どちらの原料も希少で高価なため、小麦粉やサツマイモのデンプンやタピオカ粉を混ぜたり、代用した商品が流通しています。

また、くずもちには「久寿餅」と呼ばれるものがあり関西の「葛餅」とは全く別物で、小麦でん粉を発酵させたもので関東では「久寿餅」が主流です(後ほど違いをご紹介)。

葛餅とわらび餅の味の違いは?

『本葛粉の葛餅』や『本わらび粉のわらび餅』は甘みが少なく特有の風味があります。
逆に「でん粉」で作られている市販の葛餅やわらび餅は万人受けするように、風味を抑えてしっかりした甘さが味の特徴
です。

本葛粉の葛餅

  • 上品な甘み(ほのかな自然の甘さ)
  • わずかな葛の香り

でん粉の葛餅

  • あっさり甘い
  • 風味はシンプル

本わらび粉のわらび餅

  • ほんのり土っぽい香ばしさ
  • 深みのある味

でん粉のわらび餅

  • 強い甘み
  • でん粉なので風味は少ない

葛餅とわらび餅の作り方

葛餅とわらび餅をそれぞれ、本葛粉と本わらび粉を使用して作った場合の一般的な作り方とカロリーを紹介します。

葛餅の作り方

材料作り方カロリー
・本葛粉 50g
・水 250ml
・砂糖 40g
・きな粉・黒蜜 適量
①鍋に本葛粉と水を入れ、溶かしながら砂糖を加える。
②中火で加熱し、透明で粘りが出るまで練る。
③容器に流し入れて冷やし、固める。
④きな粉や黒蜜をかけていただく。
本葛粉 50g → 約180kcal
砂糖 40g → 約155kcal
きな粉 10g → 約45kcal
黒蜜 10g → 約35kcal
合計(全体):約415kcal
1人分(4等分):約104kcal

葛餅(4人分)

  • 材料
    • 本葛粉 50g
    • 水 250ml
    • 砂糖 40g
    • きな粉・黒蜜 適量
  • 作り方
    1. 鍋に本葛粉と水を入れ、溶かしながら砂糖を加える。
    2. 中火で加熱し、透明で粘りが出るまで練る。
    3. 容器に流し入れて冷やし、固める。
    4. きな粉や黒蜜をかけていただく。
  • カロリー
    • 本葛粉 50g → 約180kcal
    • 砂糖 40g → 約155kcal
    • きな粉 10g → 約45kcal
    • 黒蜜 10g → 約35kcal
    • 合計(全体):約415kcal
    • 1人分(4等分):約104kcal

わらび餅の作り方

わらび餅(4人分)

  • 材料
    • 本わらび粉 50g(※一般的な市販わらび餅粉はサツマイモやタピオカ澱粉ブレンド)
    • 水 250ml
    • 砂糖 40g
    • きな粉・黒蜜 適量
  • 作り方
    1. 鍋にわらび粉と水を入れ、溶かす。
    2. 中火にかけ、透明感と弾力が出るまで練る。
    3. バットに流して冷やし固める。
    4. 好みでちぎってきな粉や黒蜜をかける。
  • カロリー
    • 本わらび粉 50g → 約170kcal
    • 砂糖 40g → 約155kcal
    • きな粉 10g → 約45kcal
    • 黒蜜 10g → 約35kcal
    • 合計(全体):約405kcal
    • 1人分(4等分):約101kcal

葛餅と久寿餅(くず餅)の違いは?

同じ『くずもち』でも、関西と関東で全く違う和菓子なんです!

わかりやすく表にしました。

項目葛餅(くずもち)久寿餅(くずもち)
特徴本葛粉を使った透明なプルプル和菓子小麦でん粉を発酵させた独特の和菓子
原料本葛粉(葛の根のでん粉)小麦粉のでん粉を発酵させたもの
色・見た目透明~半透明、プルプル白っぽく濁りあり、やや硬め
食感なめらか・ぷるんとした弾力もちもち・弾力強め
味わいすっきり上品、クセが少ない独特の風味(発酵による酸味をほのかに感じる)
主な地域関西(奈良・京都など)関東(東京・川崎)
日持ち当日消費が基本発酵食品なので賞味期限はやや長め
代表的な提供法黒蜜+きな粉黒蜜+きな粉

葛餅はクセもないため、清涼感とプルプル食感を楽しむのですが、

久寿餅に関しては独特の風味によって好きな人と苦手な人が分かれるようです。

葛餅とわらび餅のおすすめ店

カテゴリー店名特徴地域
本葛粉の葛餅天極堂ぷるんの葛切り・葛餅奈良・奈良市
中井春風堂出来立て10分限定!奈良・吉野山
八十吉 本店とろける滑らかさの葛切り奈良・吉野山
本わらび粉のわらび餅一幸庵あん入りで食感しっかり本わらび粉使用東京・茗荷谷
GINZA 芭蕉堂銅釜直火炊きで仕上げる「本造りわらび餅」東京・銀座
甘味処 鎌倉 浅草雷門店国産本わらび粉使用。伝統的なわらび餅と、人気の「わらび餅ドリンク」東京・浅草

葛餅のおすすめ店

吉野本葛 天極堂(奈良・奈良市)

奈良・東大寺近くの老舗。吉野本葛を使った葛きり・葛餅が自慢。ぷるんとした食感が魅力。

葛屋 中井春風堂(奈良・吉野山)

賞味期限わずか10分の“できたて葛餅”を提供。葛本来の香りと食感が楽しめる専門店。

八十吉 本店(奈良・吉野山)

1851年創業の老舗で、舌の上で溶けるような滑らかな葛切りが体験できる名店。葛酵母で作ったパンもあります。

わらび餅おすすめ店

一幸庵(東京・茗荷谷)

本わらび粉100%使用。中にこしあん入りで、柔らかさとコシの良さが段違い。

GINZA 芭蕉堂(銀座)

銅釜直火炊きでつくる「本造りわらび餅(笑来美餅)」を提供する老舗。質の高さが評価されています。

浅草の甘味処 鎌倉 浅草雷門店(東京・浅草)

浅草の人気店。提供される「鎌倉わらびもち」は本わらび粉使用で、ぷるぷるの食感とたっぷりのきな粉+さらっとした黒蜜が魅力。カップ入りで食べ歩きにも最適。

まとめ:葛餅わらび餅どっちが美味しい?カロリーやダイエット効果を特徴の違いから比較

「葛餅とわらび餅、どっちが美味しい?」というテーマは、SNS上では『わからび餅』を美味しいと思う方が多い傾向にありました。しかし、結局のところ 好みや食べるシーンによって答えが変わるといえるでしょう。

葛餅は上品で独特の風味や弾力が楽しめる一方、わらび餅は口の中でとろけるようなやわらかさが魅力です。カロリーやダイエット効果の面ではどちらも洋菓子に比べると脂質が少なく、和菓子らしくヘルシーに楽しめますが、糖質の摂りすぎには注意が必要です。

大切なのは、「どちらが絶対に優れているか」ではなく、その時の気分や目的に合わせて選ぶこと。たとえば、さっぱりした和の風味を堪能したいときは葛餅を、軽く甘いものをつまみたいときはわらび餅を、といった具合に使い分けるとより楽しく味わえます。

ぜひ、機会があれば本葛粉や本わらび粉を使った専門店の逸品も味わってみてください。素材の違いがはっきりと分かり、それぞれの魅力をより深く感じられるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

こんにちはしろねこです。
焼肉きんぐの階級は警視です!
グルメや新商品情報を探すのが大好き。
SNSで話題のグルメ・トレンド情報を主婦目線で調査して発信しています。実際に行ってみた・食べてみた体験レビューでは、リアルをしっかりお伝えしていきます。

分からないらないことなどがありましたら、下記のお問い合わせよりご連絡いただけると幸いです。

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